こんにちは、ともはちです。
今日は楽天・全米株式インデックス・ファンドのご紹介です。米国ETFのVTIに連動する投資信託です。日本円で投資できますので、ドル建てはちょっとという抵抗感がある方でも為替リスクを考慮することなく気軽に投資ができます。
目次
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス (円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行っています。対象指数に連動する上場投資信託証券、米国ETFのVTIを主要投資対象としています。
ファンドの仕組みは?
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、「楽天・全米株式インデックス・マザーファンド」を親投資信託(「マザーファンド」)とする ファミリーファンド方式で運用しています。 また、マザーファンドへの投資を通じて、上場投資信託証券である米国のVTIに投資しています。
出典:楽天・全米株式インデックス・ファンド 投資信託説明書(交付目論見書)
経費率は?
年0.1696%程度になります。VTIの経費率 0.04%に比べてしまうと経費率は高めですが、インデックスファンドのため経費率は低めです。
分配金は?
毎年1回7月15日に決算を行い、分配金が支払われます。設定日(投資信託の運用開始日)が昨年の2017年9月29日からですが、今年は分配金が0円でした。
投資パフォーマンスは?
設定来のパフォーマンスは、2018年7月27日現在で+11.7%です。今年の2月、4月あたりで大きく基準額を下げていますが、トータルで見ると順調なリターンを出している状況です。
出典:楽天投信投資信託顧問 愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
本家VTIのパフォーマンスをみて見ると、2017年9月29日が129.52ドル、2018年7月27日が145.22ドルで+12.1%です。本家の方がややパフォーマンスは高いように見えますが、これに為替レートの変動を入れてみると・・・+10.5%になります。為替を考えると、楽天VTIは結構がんばってますね。
VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)
基準額 | USD/JPY | 基準額(円換算) | |
2017月9月29日 | 129.52ドル | 112.74円 | 14,602円 |
2018月7月27日 | 145.22ドル | 111.18円 | 16,145円 |
* USD/JPYは、みずほ銀行 為替相場情報 ヒストリカルデータ参照
まとめ
米国株式に分散投資を行う米国ETF、VTIに連動するインデックス投資ですが、日本円で投資できるのが魅力です。投資信託としての運用の歴史は浅いですが、為替リスクのない日本円でVTIに投資できるのは大きなメリットです。
また、投資信託の資産額が増えすぎてしまうと動きが悪くなる日本の中小型株の投資信託とは違って、非常に巨額の資産額を運用しているVTIをマザーファンドにしていますので、資産額の上昇が大きな懸念材料にならないのは長期運用していく観点で見て大きなメリットがあります。