こんにちは、ともはちです。
IPO情報のサイトは世の中、溢れていますが、ベースとなるネタ元はJPX(日本取引所グループ)の新規上場会社情報です。このサイトに情報が載ると上場承認がされたということになりますので、一斉にIPO情報が流れます。
無理に新規上場会社情報を読み込まなくても、IPO情報まとめサイトを見た方が手っ取り早いのですが、お気軽投資家の中には大金を投資するのだから、しっかり理解したいという方もいると思いますので、どういう情報が公開されているのか紹介します。
目次
どういう情報が公開されているのか?
新規上場会社情報に公開されているのは、上場日、上場商品日、上場する市場、証券コード、公募・売出株数、売買単位、あとは詳細情報のPDFです。
詳細情報のPDF
以下の情報が掲載されています。
- 新規上場会社概要
- 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)及び新規上場申請のための四半期報告書の適正性に関する確認書
- 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
- コーポレートガバナンス
この中で見ていくと良いのは、1、3、4の資料です。IPO参加の視点で、どの情報を見ていくのかというを紹介します。
1の新規上場会社概要
市場区分、発行株式総数、公募・売出し株数、スケジュール、引き受け予定の証券会社の情報を確認できます。そのため、上場する市場と上場規模を見ることで、どの程度の規模感の銘柄か確認することができます。あとは、IPOに申し込む上でのスケジュールや申し込みをする証券会社を確認することができます。
3の新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
有価証券報告書になりますので、経営方針、投資状況、収益性など会社の経営情報を確認することができます。
4のコーポレートガバナンス
いろいろな情報が公開されていますが、上場する会社の大株主の情報を見ることができます。
IPO情報サイトの価値
IPO情報サイトは、上記の情報をコンパクトにまとめて、さらにIPO銘柄のリターン(=リスク)まで評価して伝えてくれる優れものです。お気軽投資家の皆様は、大いに活用しましょう。管理人も複数のサイトを積極的に利用しています。
IPO参加、不参加を判断するだけであれば、新規上場会社情報を見る必要は全くありませんが、有価証券報告書を読む訓練にもなりますので、ざっと有価証券報告書を流し読みして、IPO情報サイトを見てみるのもありです。自身で読み取れている情報の量、質を確認することができます。
まとめ
新規上場会社情報が公開されると上場承認されたことになる。新規上場会社情報に公開されている情報を見ることで、上場予定会社の詳細な経営情報、IPOの概要を知ることができます。
IPO情報サイトのまとめ活用がIPO当選には効率的ですが、自身で新規上場会社情報を読むトレーニングをすることで、会社の経営状況を自分で確認していくことができるようになります。